【MI 11 LITE 5G】ダイソーのスマートフォン用 放熱シートで内部温度が下がるか簡易検証【TPUケース】

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XiaomiのMI 11 LITE 5Gは薄型な構造が災いしてか内部の温度が高くなりやすかったり、背面のカメラ付近が熱くなりやすかったりします。
少しでも温度を下げるにはケースを装着せずに使用する方が良いわけですが、製品にTPUケースが付属していることもあり、多くの人がケースを付けて使っていると思います。
筆者もスマートフォンを買ってすぐにケースを装着したい派なのでケースは必須です。
そこで、ケースを装着したまま少しでも温度を下げたいと考え、ダイソーから発売されている「放熱シート(スマートフォン用)」(税別100円)を本体とケースの両方に貼り付けてみました。

DAISO 使用により熱くなったスマホの熱を放熱「放熱シート(スマートフォン用)」

この製品はスマートフォン内部にも使用されているグラファイトという熱を伝えやすい極薄シートをポリカーボネートで保護したものです。
サイズは66×44mmでした。

あえてケースは装着

この機種の内部や表面が高熱になりやすいという話は他のブログ記事や動画にて見かけたことと思います。
現に、ケースを付けずに使っていると大した負荷がかかる状況でなくても熱を感じることがあります。
通常、スマートフォンにケースを装着すると熱が逃げにくくなるのですが、この機種の場合は背面カメラ付近が集中的に熱くなるので、指の不快感に限ってはケースを付けている方が確実に下がります。

また、巷のベンチマーク検証は高スコアを目指していることが多いこともあり、そんな中であえて現実的なケース着用時を計測してみたくなりました。

温度はAnTuTuベンチマークで簡易測定

温度計測といっても表面温度に関しては触れた印象が重要であると考えているので温度計で計測することはしません。
そもそもこのシートに貼っていない部分の温度まで下げるほどの効果があるとは思えず、今回は内部の温度変化に特化したいと考え、AnTuTuの計測直後のバッテリー温度とCPU温度を記録してみました。
CPU温度については処理により瞬間的に上下することもある上、グラフを目で読み取った数値になりますのであくまでも参考程度にとどめてください。
スコアについても多少の差であれば必ずしも温度による差ではないことを考慮してください。

・AnTuTu Ver. 9.1.0
・MIUI Ver. 12.5.2
・各計測前に再起動&ファンによる冷却
・AnTuTu以外のアプリはインストールいていない
・通信・GPSはオフ
・室温 29.5℃ / 湿度 65%

毎回、バッテリー 32℃ / CPU 37℃前後になった時点で計測を開始しました。

ちなみに、製品付属の透明TPUケースは冷却シートを貼った際の見栄えが悪く、熱もこもりやすそうな印象だったため、別途購入した黒いTPUケースを使用しています。

また、本体を横持ちしている想定で、少し浮かして計測しました。

ベンチマーク計測

計測結果は”まとめ”で一覧にしています。

冷却シートなしの状態

ケースを装着しているだけの一般的な状況です。

バッテリー:40℃
CPU:63℃
スコア:524180

開始前に比べてバッテリーが8℃上昇しましたが、ケースを装着していても内部温度やスコアにほとんど影響がないことがわかりました。
画面側は均等に温かく、背面はカメラ周りがやや熱い印象です。
ケース越しなので不快なほどの熱さは感じませんでした。

冷却シートをケースに貼った状態

背面パネルの熱がケースに伝わり、そこから放熱シートで空気中に放たれる仕組みです。

今回使用したケースは表面がサラサラしているため、透明TPUの手に貼りつく感じが嫌な人にはうってつけの製品です。
しかも、カメラ部分も保護してくれます。

黒いTPUケースに冷却シートを貼った状態

ただし、AliExpressでよく見かけるプリントされたケースと違ってモールド(凹凸)がないため、滑り止め性能はありません。

プリントTPUケースの例

プリントTPUケースは絵の輪郭が飛び出していたり、貼り付けられた絵自体が滑らなくなっているので適度な滑り止め効果があります。
反面、モールドがあるとシートが浮いてしまうので、ケースに冷却シートを貼りたい場合は見栄えも相まって黒いTPU一択でしょう。
ただし、表面がサラサラなのでシートの貼りつき具合は弱めです。

バッテリー:40℃
CPU:62℃
スコア:524544

シートを貼る前と比べてバッテリー温度は同じで、CPU温度が1℃だけ下がっています。
この差は誤差だと思いますが、確実に違うのはシートを貼った部分の指先で感じる熱さが均一になったということです。
SoC(チップセット)がある辺りの背面が極端に熱かったことをケースがやや分散してくれたように、このシートが(狭い範囲ながら)更に分散して不快感を軽減させているという感じです。

冷却シートを本体に貼った状態

背面パネルの熱をシート全体に分散し、ケースに伝える仕組みです。

スマホの背面に冷却シートを貼った状態

ブラックなので若干マシですが、他のカラーでは透明ケースはご法度になるでしょう。
この上にカバー(冷却シートなし)を装着して計測しました。

バッテリー:40℃
CPU:59℃
スコア:523747

シートを貼る前と比べてバッテリー温度はまたしても同じで、CPU温度が4℃下がっています。
内部の冷却パーツで分散しきれなかった熱をすぐに分散しているので少しばかり効果があるようです。
ただし、分散した熱をそのまま空気中に放つわけではないので、この程度で熱暴走やサーマルスロットリング(リミッター)を抑えることが出来るとは思えません。
ケースを装着しなければ更に有効だと思いますが、それでは今回の趣旨にそぐわないので実証しませんでした。

冷却シートを本体とケースに貼った状態

ではケースで塞がれた熱を少しでも空気中に放出してみた場合はどうでしょうか。
背面パネルに貼られた冷却シートの熱をケースの外側からもう1枚のシートで引き寄せる仕組みです。

バッテリー:40℃
CPU:58℃
スコア:525536

背面だけにシートを貼ったときと比べてバッテリー温度はやはり同じで、CPU温度は1℃だけ下がりました。
この差も誤差だと思いますが、2枚目のシートが露出している以上、風が当たるほど冷却効果が出ると思われます。
ただし、ケースに冷却シートを貼ることによる見た目の悪さを考慮すると、2枚貼る必要性はないのかなとも思います。

バッテリー温度について

今回の検証、アイドル時に32℃だったバッテリー温度は、計測終了前後の数分に渡り安定して40℃ちょうどを維持していました。
シートの貼り付け位置がほとんどバッテリーにかかっていないとはいえ、もともとバッテリーは面積が広いので安定して放熱しているのだと思われます。

CPU温度について

CPUやGPUを含むSoCはスマートフォン最大の熱源であり、そこから冷却パーツや冷却シートが伸びています。
MI 11 LITE 5GはLiquid cool冷却のチャンバーがやや小さく、グラファイトシートは主にディスプレイパネル側に広がっています。
SoCの熱をバッテリーを覆うように流しても効果的ではないのでこうなっているのでしょう。
まさかディスプレイ面に冷却シートを貼るわけにはいかないので、背面への冷却シートの貼り付けはSoCの温度を下げるという目的において劇的な効果は表れませんでした。
シートなしに比べてシート2枚では目測で5℃下がっているものの、計測中の最高温度ではないので実際の効果は小さいものと思われます。
それよりも、横持ち時に指が触れる部分の熱が分散される現象の利点は大きく、見た目さえ気にならなければ価値は十分にあると感じました(背面パネル分の1枚だけでも有効)。
さらに効果を高めたいのであれば、背面カメラの右部分、フェリカマークの下あたりから貼るようにした方が良いでしょう。

まとめ

各温度とスコアを表にしてみました。

内部の温度変化については”おまじない程度”の効果しかありませんでしたが、1か所が突出して熱いよりかは広い範囲でまんべんなく熱い方が良いので意味がないとは言えません。
この製品の2倍くらいのサイズも発売してくれればさらに効果があると思います。
値段は100円程度なので、見た目に問題がないカラーやケースであれば試してみる価値はあると思います。
ただ、2枚を並べて貼っても繋がっていないことには熱が伝わらないので意味がないと思います。

思わぬ問題

背面パネルのみに冷却シートを貼った状態にするためにケースに貼った方のシートを剥がしたところ、なんとグラファイトを保護するポリカーボネートだけが剥がれてしまいました。
例えるなら、両面テープを剥がそうとしたらツルツルの紙だけが剥がれた状態…または、救急絆創膏を剥がしたらガーゼの部分が残ってしまったような状態です。

冷却シートのポリカーボネートと分離したグラファイト

画像の右が慌ててケースから引っぺがしたグラファイト部分です。
左がただのポリカーボネートで、これが無い方が放熱効果が高いのではないかとも思いましたが、グラファイト側はベタベタするのでゴミだらけになってしまうでしょう。

今回貼ったケースは表面がサラサラなので残ったグラファイトも簡単に剥がれましたが、ツルツルしたスマートフォンに貼った場合はうまく剥がれなくて使い捨てになるかもしれません。
貼る前に確実な位置決めをしておきましょう。

おまけ

今回購入したTPUケースのレビューに「スマホ付属のUSBケーブルが挿さりにくい」という報告がありますが、ほんのわずかに穴の横幅が足りないため、”言われれば確かに”程度に引っかかりがありました。
ただ、爪で押し広げる程度で普通に挿さるようになりますので安心してください。

また、このケースにはハンドストラップが付いてきましたが、下記のリングストラップ付もケース自体は同じ物だと思われます(保証なし)。

今回、MI 11 LITE 5Gを購入したのはIIJmioからでした。
MNP限定で19,980円になり、さらに21年8月31日まで通常3,300円の初期費用が1円になっています(別途400円ほどのSIMカード発行手数料が必要)。
売り切れていることが多いですが、公式ツイッターが事前予告した日の午前10時から販売することが多いようです。

BIGLOBEモバイルではMNP関係なく2万ポイント還元で実質19,448円になります(別途3,700円ほどの初期手数料が必要)
他に1年間料金割引などの特典が複数用意されています。
ちなみに、端末代は24回の分割払いのみになります。
付与されるGポイントはそのまま月々の利用料にあてがうことが出来ますが、他のポイントに変換する場合は5%ほどの手数料がかかる場合があります。

OCNモバイルONEではMNP関係なく21年8月20日 午前11時まで19,300円になっています(別途3,700円ほどの初期手数料が必要)。
さらに月1,430円の完全かけ放題に同時加入すると2,000円引きになります。
この会社はMVNOの中では通信速度が速めですが、待機時のバッテリーの減りが少し速いという噂があります(体感済み)。
また、通常の電話アプリでかけても通話料が大手キャリアの半額なのは安心ポイントです。

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