
毎月のスマホ代を安くしたいと考えたとき、真っ先に思いつくのが格安スマホや格安SIMと呼ばれるMVNOの存在だと思います。
そのMVNOの中でもUQモバイルはワイモバイル(MNO)に近い存在なので除くとして、それ以外の数あるMVNOはどこを選んでも通信が遅いというイメージが染みついています。
実際にイメージ通り遅いのですが、その中でも混雑時において何とか使える業者と全く使い物にならない業者があるので、選ぶ際にはその見極めが重要です。
※価格や料金は税込です。
セール情報
5/19~6/2 11:00、goo Simsellerの支店でセールが開催されています。
目玉商品は…
arrows M05
AQUOS sense2
ZenFone Max Pro (M1)
ZenFone Max (M2)
moto g7 power
…この5機種が全て1円です。他の機種も安くなっています。
本店で行われるセールと違ってMNP割引がありませんが、激安の機種には元々ないので狙い目でしょう。
goo Simseller 楽天市場店
goo Simseller PayPayモール店
- MVNOは全てを比べていたらキリがない
- NTTグループが運営する格安SIM
- どんな業者か
- メリット・デメリット
- 速度
- メールアドレスのドメインがやや長い
- 契約時にgooIDを登録させられる
- サイトがNTT Communicationsの一角なのでわかりにくい
- MNP転入時の予約番号の有効期限が12日も必要
- 毎月の末日はプランや各オプションなどの変更が出来ない
- 支払いはVISA,Master,JCBのクレジットカードのみ(?)
- 契約時にSMSでの認証をさせられる
- IP電話の基本料が半額
- 日単位の容量コースがある(旧プラン)
- 余ったデータ容量は翌月か翌日まで繰り越せる
- 大容量コースあり
- 節約モードがある
- セールでスマートフォンが激安
- 気前がいい(gooが)
- 固定回線がOCNだと割引
- OCNでんわで通話料半額や定額
- 低速モードでも快適
- 音楽ストリーミングで容量が減らない
- 8万7千カ所のWi-Fiスポットが無料
- シェアSIMで容量を分け合える
- MNPの切り替えが瞬時
- 向いている人 向いていない人
- 結局のところ
- 裏技的な公式技
- その他の注意事項
- 少しでもお得に契約するには
MVNOは全てを比べていたらキリがない

MVNOっていっぱいありすぎて全部は調べてられないんだよなぁ。
タレントで選ぶのも癪だし…
料金は各社にそれほど大きな差はないので、最も重視したいのはやはり速度だと思います。
定期的に通信速度を比較しているサイトを見れば速度に差があることがわかりますが、単純に速いという情報で選んでも数か月後も速いとは限りません。速度が安定して速いことが事実上、保証されているのは料金が少し高くなるUQモバイルだけなのです。
では人気で選ぶとどうでしょうか。利用者シェアでのトップは楽天モバイルで、料金においても通話を多くする人ならスーパーホーダイが尋常ではなくお得です。
例:月2GB 10分かけ放題 1,628円
しかし、2年目以降は+1,515円になるので、ワイモバイルやUQモバイルに匹敵する料金になってしまいます。もちろん1年でやめてもいいのですが、1年後に6千円前後の事務手数料をかけてMNPすることを考えるとやはり微妙に感じます。
さらに、ホーダイというだけあって使われ放題なので速度は遅めです。
ちなみに2020年4月7日の20:59でMVNOとしての新規受付は終了し、今後はキャリア(MNO)に注力するようです。逆にいえば今しか入れないので、1年使ってみるという人は上のリンク先で詳細が見られます。
業者を問わず、2019年10月以降のプランは違約金があっても千円までと決められているので乗り換えやすくなりました。
しかし、MNPだと先ほども書いたとおり6千円前後の事務手数料(MNP転出+新規加入)がかかるので、そんなに頻繁には乗り換えていられません。この乗り換えやすくなったことを「次々と色々な業者に乗り換えられる」と喜んではいては逆に費用がかさむばかりなのです。
よって、このことは「何かあったらすぐに乗り換えられる」と捉え、安くて良いところを見つけるための乗り換えが2年ごとに制限されなくなっただけと考えるべきでしょう。
「何かあったら」の何かとは今使っているサービスの改悪や端末の不具合といったマイナス面も考えられますし、他社で良さそうなサービスが始まったなどのプラス面も考えられます。
今ここを読んでいただけている理由は、「料金が安いMVNOで良さげなところを見つけたいから」だと思います。
それでしたら、2019年に新しいプランが追加されたOCNモバイルONEはうってつけです。「なるべく安くて、昼休みもそこそこ使える」というバランスにおいてはこちらの新プランがまさにベストではないかと思います。
もちろん速度というものは様々な事情により大きく変化することがあるでしょう。そのあたりも含めて良し悪しを解説していきたいと思います。
NTTグループが運営する格安SIM

OCNモバイルONEはMVNOだけど、運営しているNTTコミュニケーションズは他のMVNO業者とキャリアとの仲介をしたり、MVNO運営のノウハウを伝授するMVNEという存在なんだ

卸問屋が自分トコでも店出しちゃってる感じか。
ならMVNEがやってるMVNOに絞って選んでもいいな
ソフトバンクのサブブランドはワイモバイル。au(KDDI)の格安SIMはUQモバイル。ドコモの格安SIMは…存在しません。
OCNモバイルONE(以下、モバワン)はNTTコミュニケーションズが運営しているので一番それに近い存在ですが、ほとんどのMVNO業者がドコモの回線を使って運営努力をしている以上、NTTグループだからと特別扱いするわけにはいかないでしょう。そんなこともあって、モバワンも「格安SIMは遅い」のイメージどおりでした。むしろ特に遅い印象でした。
長らく安かろう悪かろうが定着してしまっていましたが、省令により2019年10月から各携帯電話通信サービス会社は大きな変革を余儀なくされました。
スマートフォンの大幅な値引きで契約の勧誘をし、高額な違約金を設けることで契約期間に縛りを設けていた「損して得取れ戦法」が使えなくなり、皆が平等に長く使いたくなるプランを出さざるを得なくなったのです。
そのような中でモバワンが出した新プランは「低速通信を無駄に使い続ける一部のユーザーを隔離し、一般ユーザーが他社へ転出する気を起こさせない速度と低料金の両立」を具現化したものでした。
これは、従来のプランと新プランで回線を分け、一般的な使用をするユーザーと新しいユーザーを余裕のある新プランの回線に入れ、低速通信を長時間使い続けるユーザーを帯域の狭い回線に隔離する方針なのだと思われます(あくまでも推測)。
これにより、多くのユーザーは自分に合ったプランを選ぶことで快適に使えるようになりました。
旧プランでは自分に必要な容量より少ないプランを使っていても任意に切り替えられる低速通信が無制限に使えていたので安上がりでした。しかし、これが不要な通信を生むことになり、結果として速度低下の一因になっていたと推測されます。
新プランでは低速通信の容量が制限されつつも料金に対しての高速通信容量が増えています。よって、自分が何GBあれば足りるのかを適切に見極めれば割高になることなく使える高速通信が増えるのです。
結果的に速度低下も抑えられ、業者側も適正なプラン選択をしてもらえることにつながるのではないでしょうか。
幸いモバワンは初月無料なので契約時には最大容量のプランを選択しておき、試したのちに必要なプランに変えることが出来ます。このときの注意点と裏技的なことも後述します。

どんな業者か
このOCNモバイルONEは、旧プランのときはMNP弾携帯乞食と自称する人たちに人気のサービスでした。
当時は回線契約を伴うスマートフォンの大幅値引きが規制されていなかったため、このような人たちにスマートフォンを格安で買われたのちに半年でMNP転出されることを繰り返され、その費用の一部が一般ユーザーにのしかかっていました。
現在の新プランでは明確な最低契約期間というものは存在しないので解約は自由ですが、逆にいえば半年だろうが1年だろうが加入と解約を繰り返したユーザーは内々の判断で契約を拒否することが出来るということになります。
また、一般的な利用者であっても新規では同一人物が2回線目を契約できない場合があります。手数料がかさむMNPでは出来るので、おそらく新規でスマートフォンを格安購入し、短期解約されることを少しでも防ごうということではないかと思います。
以前はほとんどの新品スマートフォンにMNPやオプション加入での追加値引きが設定されていましたが、最近は比較的高額な機種の一部にのみ設定されています。
それでもセール時における値引きはかなりのもので、とくに新機種の発売記念価格は他と比べ物にならない価格まで下がります。
ちなみにモバワンが直接取り扱うのはSIMカード単独で契約した場合のみで、スマートフォンとSIMカードのセットで販売するときはNTTレゾナントが運営するgoo Simseller(グー・シムセラー)が代理します。
ですので、「シムセラーとOCNとどっちで契約した方がいいのか」という疑問は意味がなく、スマホセットは「グー・シムセラー」経由で、SIMカード単独は「OCN モバイル ONE」直ということになります。

規制のせいでキャリアスマホの実質価格が上がった分、モバワンの大幅値引きが目立つようになったってことだな

あくまでも値引きしてるのは別会社ってこと?
さすがにそれは通じないような…
OCNモバイルONEは個人契約であれば初期契約解除制度の対象です。
これは早期解約という意味ではなく、8日以内であれば契約自体を無かったことに出来る制度になります。いわば電気通信サービスにおけるクーリングオフのようなものでしょうか。
契約自体を無かったことにするために払った費用は戻ってきますが、スマホセットのスマートフォンも新品同様の状態で返却しなければなりません。それが出来ない場合は当該スマートフォンの通常価格と同じくらいの金額を請求されます。
メリット・デメリット
ここから主題通り、モバワンの長所と短所を書いていきたいと思います。
速度
旧プランは遅いと言われるMVNOの中でも遅い方でしたが、新プランになってドコモ回線のMVNOの中では速い方になりました。
とくに昼休みの落ち込みが小さいので、格安SIMでも昼に使いたい人には向いています。
ただ、新プランは始まって1年経っておらず、利用者が増えてくれば遅くなってくる可能性はまだあります。例えばLINEモバイルもサービス開始から数か月間はかなり速かったのですが、今ではかなり遅いと言わざるを得ない状況になっています。
ただし、新プランは低速で利用できる容量に制限が設けられており、無駄に通信をするユーザーが皆無なので平均より遅くなることはないのではないかと予想されます。
通信速度を自動車の道路で例えると、数百車線あるドコモ高速道路の2~3車線を借りているのがMVNOなので、昼時などにクルマ(利用者)が集中してしまうことで渋滞してしまうイメージです。
昼休みに快適に使いたいのであれば、ワイモバイルを含むキャリアか、UQモバイルにするべきでしょう。ビッグローブのAプランも比較的速いですが、今後も維持できるかは不透明です。

BIGLOBEは2016年にKDDIの子会社になったから優遇されてるのかも
【25歳以下はサポートセンターに連絡すれば20GBまで追加チャージが無料】

メールアドレスのドメインがやや長い
xxxxxx@xxxxxx.ocn.ne.jp
サブドメインに花や星、鳥の名前などを用いていて、ユーザーがローカル部(@の左側)を変更するとサブドメインもランダムで変わってしまいます。
メールを使わなければいいのですが、それはそれでマイページにログインするときにメールアドレスを忘れていたりします。
そして、同一名義であっても契約の度にメールアドレスが追加されます(シェアSIMカード追加を除く)。
それぞれに広告メールが来るのでどうしても放置しがちになってしまうかもしれません。
契約時にgooIDを登録させられる
同じ名義であろうが、同じメールアドレスで登録しようが、契約の度にgooIDを作らされ、gooポイントへの登録を促されます。
OCNの初期のメールアドレスやお客様番号は契約後の郵便物(またはPDF)に書いてあるのでわかるのですが、何かのときにgooIDとパスワードを入力するように促されても忘れている場合があるので正確に控えておきましょう。
また、gooポイントに登録しておくとNTT-Xストアの割引クーポンをもらえることがあります。広告ばかりが届いて使い物にならないOCNメールですが、Webメールの転送機能を使うなどして見逃さないようにしましょう。
サイトがNTT Communicationsの一角なのでわかりにくい
大企業なので個人向け電話サービスだけでも他に「OCNでんわ」「0033モバイル」「0033SAMURAIモバイル」「マイライン」「050 plus」「ひかり電話」「050あんしんナンバー」「OCNドットフォン300」などがあるため、サイトの検索窓を使うと膨大な数のページがヒットしてしまいます。
MNP転入時の予約番号の有効期限が12日も必要
「とりあえず番号取っておくか~」と取っておいた予約番号の期限が12日を切っていたら使えません。
転出元がキャリアであればキャンセルして取り直せますが、MVNOだった場合は「15日後の自動キャンセルを待ってください」とする業者もあるかもしれません。
そんなことをしていたら移行が翌月になってしまうこともありますので、申し込みする日を決めてから予約番号を取得するようにしてください。
毎月の末日はプランや各オプションなどの変更が出来ない
晦日に「あっ!」と思っても間に合わず、1ヵ月延長になってしまうので注意してください。
支払いはVISA,Master,JCBのクレジットカードのみ(?)
「ご利用になる本人名義のクレジットカード」と書いてあるページと「ご契約者ご本人様名義のクレジットカード」と書いてあるページがありますが、正しくは契約者名義のクレジットカードです。
また、オンライン申し込みであればクレジットカードの代わりにデビットカードを登録しても成功する銘柄があるようですが、建前上は受け付けていませんので問い合わせても使用不可という回答が来るだけでしょう。
クレジットカードのみなのはオンラインと店頭申込の場合なので、電話で申し込めば口座振替も不可能ではありません。
ただし、本来はクレジットカードのみですので、どうしてもという場合に限りカスタマーズフロントに電話して相談してください。
SIM単独契約をするのであれば安いエントリーパッケージを購入し、このページの最下部を読んだ上でオンライン契約する方が得です。クレジットカードがない場合は手持ちのデビットカードで挑戦してみましょう。
カード名義の入力時に大文字のアルファベットを用いるため、パソコンではCaps Lockをオンにしがちなのです。しかし、そのまま3Dセキュアのパスワード入力を求められると大文字と小文字を逆に入力してしまいますので注意してください(画面上では***になっていてわかりづらい)。
契約時にSMSでの認証をさせられる
30分以内にSMSを受け取れる状態の携帯電話番号を用意してください。
IP電話の基本料が半額
050 plusの基本料 月300円が半額になります。
日単位の容量コースがある(旧プラン)
旧プランのみですが、あまりデータ通信をしなかったり、操作ミスで契約容量を使い切ることに不安がある人に向いている「1日 110MB」と「1日 170MB」のコースがあります。これなら一気に使ってしまって低速になってしまっても翌日には戻ります。
※旧プランはSIMカード単独でのみ契約できます。
※新プランから旧プランに移ることは出来ません。
旧プランは今後は帯域が狭められていく(遅くなっていく)と思われますし、スマートフォンをお得に買ってこそのモバワンなのでオススメはしません。
余ったデータ容量は翌月か翌日まで繰り越せる
初月(利用開始月)は無料なので、容量の多いコースで申し込めば余らせても翌月まで使うことが出来ます。
旧プランの1日110MBコースで、その日の分を全く使わなかった日の翌日は110+110MBスタートになります。
大容量コースあり
10,20,30GBコースがありますが、30GBを3人以上で使うのであればキャリア(MNO)の方が速い分、お得です。とくに旧プランの30GBコースは料金も高いのでオススメしません。
ただ、利用開始月は基本料が無料な上に翌月まで繰り越せるので、切り替えを忘れない自信があれば30GBで申し込むとお得です(無料になる利用開始月は本人確認完了日の10日後の月)。
節約モードがある
ポッドキャストを聴くときなどに節約モードのスイッチをオンにすれば残りの契約通信量が減りません。
ただし、新プランでは節約モードにしていたり、容量を使い切って低速(200kbps)になっている状態でも通信量がカウントされ、それが契約の半分の量に達すると極低速に制限されてしまいます。
例:1GBコースの場合 高速分の使用は関係なく低速0.5GBで到達 → 以降の低速は極低速になる
セールでスマートフォンが激安
発売直後のおサイフケータイ対応機が1円になることもあります。
気前がいい(gooが)
今までにNTT-Xストアというネットショップで使える2,200円と5,000円の割引クーポンをくれたことがありました。
5,000円の方は全員ではなく、本来はOCNのモバイルと光回線を契約しているユーザーの一部にメールで通知されたのですが、メールが来ていなくてもgooポイント会員であればクーポンが取得できたようです。
ちなみに2,200円の方は先着2万名でした。
固定回線がOCNだと割引
OCN光モバイル割に申し込みをすれば、モバイル1回線当たり200円引いてくれます(5回線まで)。
OCNでんわで通話料半額や定額
自動的にOCNでんわに加入しているので、OCNでんわアプリでかけるか、相手の電話番号の頭に0035-44をつけると半額になります。
オプションのかけ放題で無料通話をするにも上記の方法でかける必要があります。
かけ放題は「10分無料のオプション」と「自動でトップ3の相手先が無料になるオプション」がそれぞれ月935円で、両方合わさったオプションが月1,430円です。
不在着信にかけなおすとき、通知からコールバックすると通常の通話アプリからかかってしまうので半額や無料の対象外になります。
常にOCNでんわアプリからかけることを意識してください。
低速モードでも快適
速度制限や節約モードONの低速時でも一定容量までは高速通信されるので、すぐにWEBページなどが閲覧可能な状態になります。
ただし、極低速に制限されているときには機能しません。
音楽ストリーミングで容量が減らない
(調査時)9社の音楽ストリーミングサービスで音楽再生用のデータ分が残量から引かれなくなります(要申込)。しかも月額料金無料です。
8万7千カ所のWi-Fiスポットが無料
高速とは限りませんが、いざというときに利用できるようにしておけば安心です。
ただし、普段から自動接続にしておくと通信が出来ないほど低品質のWi-Fiに接続されてしまう場合があり、それによってスマホ決済などが失敗する可能性があるので注意してください。
シェアSIMで容量を分け合える
1つの契約にシェアSIMを追加することでデータ容量を分け合えます。シェアSIMは音声対応・データ通信専用などを問いません。タブレットやモバイル・ルーターなどにも応用できます。
ただし、音声対応のシェアSIMは月1,100円かかりますので、通常の通話1GBコースを1,298円で追加契約した方が+1GBになる分、お得かもしれません。とくにOCNモバイル割が利用できる場合は通常の1GBコースが1,078円になるので安く上がります。
いまならSIMカード追加手数料(3,300円)無料キャンペーン実施中です(別途、SIMカード手配料 433.4円が必要)。
MNPの切り替えが瞬時
SIMが届いた後、ネット接続が出来る端末で9:00~20:59の間に切り替えを申し込むと瞬時に新SIMに切り替わります。21:00以降に申し込んだ場合は翌日の9:00ごろに自動で切り替わります。
月末日(晦日)の21:00以降に申し込んだ場合は旧SIMの翌月分の料金が発生する可能性が高いので注意です。

向いている人 向いていない人
前項で羅列した特徴から、OCNモバイルONEに向いているのは次の中に重要視したい事柄がある人です。
- 平日の12時台にも最低限使える速度が欲しい(新プラン)
- クレジットカードを持っていないけどMVNOを使いたい
- どうしても口座振替で払いたい
- あまり使わないのでデータ残量とか気にしたくない(旧・日次コース)
- 音楽ストリーミングサービスをよく利用する
- スマートフォンを安く買いたい
- 自宅回線がOCNなので得したい
- 10分以内の通話が多かったり、3件以内の相手先との長電話が多い
- 複数の端末で容量を分けて使いたい
逆に向かないのは次のような人です。
- auやソフトバンクの回線が使いたい
- LINEで成人認定されたい(キャリアとLINEモバイルで可)
さらに次のような人は格安SIM自体が向いていません。
- 平日の12時台にこそガンガン使いたい
- 通信が遅いとイライラする
- 多くの相手と長電話する
結局のところ
旧プラン時のモバワンは月次容量プランの最低金額が他社より高く、通信速度も遅かったので「スマホを安く買うためのところ」という認識をされてきました。
しかし、新プランで1,298円からとなり、速度も不満なく使えるレベルになりました。
売りであったスマートフォンの安売りも以前ほどではないにせよ、MVNO他社を寄せ付けない特価販売を毎月のようにしています。
最近では機種変更でも少しばかり安く販売してくれるようになり、「割安で長く使いたい」と感じさせるサービスになりました。
今回、この記事をリライト・移転したのは、自分用のメインSIM契約をOCNモバイルONEに切り替えようと考えたことからでした。
もちろん、他のMVNOやワイモバイルなども検討しましたが、これからは5G(第5世代)になることや楽天モバイルのMNO参入で業界が激変することは明白で、それに素早く反応できるようにとりあえず「汎用性の高いSIMフリーを安く買って、低料金でしばらく様子を見よう」と考えたためです。キャリアでスマートフォンの分割払いや返却前提の購入方法をしていたら時代についていけなくなります。
あと、楽天モバイルが1年間無料で開始することもあり、それと組み合わせれば通話や高速通信は最低限の使用で済むと判断したということもあります。
OCNモバイルONEは「セールで安くスマホを買い、そこそこの速度で安く電話番号を維持したい」という人には最適のサービスです。
セールは頻繁に行なわれていますので、今後も当サイトと筆者のTwitterで紹介させていただきます。

裏技的な公式技
OCNモバイルONEは「本人確認書類の確認が完了した日」の10日後を含む月を利用開始月としていて、それは2019年10月以降も変更なしであることをチャットで確認してあります。ですので、22日以降に書類確認されれば翌月が利用開始月となり、基本料無料になります。
ところが、月が変わる前にSIMが発送された場合、(MNPではない)新規契約だとすでに開通手続きが済んでいるので、利用開始月の前月であるにもかかわらずデータ容量がついた状態で届き、無料で利用することが出来ます。
さらに、SIMが発送された月の容量は翌月まで持ち越され、(利用開始月である)翌月の無料分と合わさって2か月分が無料で利用できます。
よって、30GBコースで始めれば合計60GBが無料で利用できます。
このように、利用開始月の前月に発送されるためには、翌月1日の10日前か9日前に申し込みと本人確認書類アップロードをするのが良いでしょう。
ただ、少し面倒なのがMNP転入で、MNP予約番号の有効日が12日残っていないと契約できないことを念頭に置いておかねばなりません。
MNP予約番号は取得日を含む15日間が有効ですでの、本人確認の日を決めたらその日の3日前から前日の間にMNP予約番号の発行依頼をしましょう。
というのも、MVNOの業者によっては申し込みの翌日以降の発行となる場合があるので、本人確認当日に転出の申し込みをするのはやや危険だからです。
そして、SIMが届いたらなるべく早く切り替え手続きを済ませてください。
[注意点]月末日の21時以降に手続きをすると切り替えが翌月になってしまいます。これによって2か月分無料が1か月になるだけでなく、MNP転出元の月額料金もかかってしまいます。
ただ、60GBあっても有効な消化方法が思い浮かばないので、MNPの場合は無理をして月末ぎりぎりにならないようにした方が安全でしょう。
契約時に30GBにして、それを繰り越すだけでも十分だとは思います(コース変更忘れに注意)。
その他の注意事項
契約の書類
前項にあるリンク先の記事にも書かれていますが、契約終了直後に契約内容のPDFをダウンロードする画面が出てきた場合は必ずダウンロードしてください。そこに書かれた内容はメールでも郵送でも送られてきません。
あらかじめ郵送を選んだ場合はPDFではなく郵送されてきますので、保管に自信のない人は契約中に「Web表示(推奨)」ではなく「郵送」を選んでください。
ちなみに郵送を選ばなくても他の郵便物は送られてきます。
Web表示のメリットは「お客さま番号」やメールアドレス&パスワードなどがすぐに確認できることです。紹介キャンペーンなどで急ぐ場合はWeb表示にしてください。
契約画面の難度は高め(特にMNPやスマホセット)
こちらは別記事にしますが、OCNのモバイルONEから申し込み始めたのに予告なくgooのSimsellerに飛ばされていることや、gooIDを持っていても作り直さないと注文できない場合があること、PCのブラウザによっては進行不能になること、同じ「注文番号」を場所により呼び方が変わることなど、かなり混乱させる要素があります。
goo自体が初めてで、MNPではない新規契約でSIM単独の注文なら難なく終わると思います。
それ以外で自信のない人は店頭に出向いてSIM単独契約の方が無難です。そもそも自信がない人はキャリアかUQモバイルにしておいた方が良いとは思いますが。
利用期間の開始月
2019年10月より、旧コースの利用期間の起算月が申込日(本人確認完了日)の月になりました(それ以前は申込日の10日後の月)。よって、10月25日に本人確認が完了した場合は10月が利用期間の1か月目です。
ただし、これは7か月目で短期解約するつもりの人以外は特に意識する必要はありません。
また、新コースには最低利用期間はありませんが、これは違約金が発生しないというだけで、ブラックリスト登録などのペナルティーがないわけではないと思われます。故意の短期解約はリスクが伴うものと考えてください。
ちなみに、月額料金の起算月(利用開始月)は今まで通り「10日後の月」なので、10月25日に本人確認が完了した場合は11月が初月(無料)です。
少しでもお得に契約するには
SIM契約など、月額料金がかかるサービスを契約するときには何かしらの紹介を経由するとお得になります。
方法は手間の多さ別にいろいろありますので、いくつか紹介します。
ポイントサイトを経由
ポイントサイトに入会し、そこにあるサービスの広告を経由して契約することでポイントがもらえます。ポイントの数値は日本円と等価ではないことが多いので気をつけてください。
リンク先には暫定的に会員登録ページを貼っています(紹介ページが完成次第、変更)。そのページから会員登録するなどの条件を満たすことで入会特典を得られる場合があります。
書かれている金額は、そのポイントサイト経由でモバワンを契約した場合の報酬です(2020年3月20日現在 / 変動や終了する場合あり)。
ただ、入会特典と契約報酬があったとしても、今後もそのポイントサイトを利用しないのであれば、会員登録の手間をかけてまで利用するべきかは微妙なところです。
ポイぷる
800円相当
ちょびリッチ250円→3000円相当
げん玉 800円→3000円相当
ポイントタウン
3000円相当
ECナビ600円→3000円相当
モッピー
3000円相当
紹介を受ける
【2020年5月29日 17:00まで】 終了時までに新コースを契約し、既存ユーザーである家族や友達から招待コードを教えてもらって応募すると、コースにより最大3,000円分の割引が受けられます。
すでに契約済みでも2020年2月28日以降に新規で新コースを契約した人なら応募可能ですので、家族や友達にモバワンユーザーがいないか探してください。
登録とか面倒な人用
OCNモバイルONEの格安スマホ
上のリンク先からならスマホセット(goo Simseller本店)かSIMカード単体かを選択して申し込めます。【4/1時点で25歳以下のユーザーは4月と5月に10GBずつ自動提供】
※旧プランはSIMカード単体契約のみです。
スマホセットの場合、楽天経済圏やYahoo!プレミアム会員の人はそれぞれのグー・シムセラーを利用した方がお得な場合もありますが、本店とはセールのタイミングが違っていることがあるので注意してください。